
木下 昂也(Koya Kinoshita)
リンダカーターが無傷の3連勝でベネズエラ牝馬3冠の初戦を制す

写真:OFICIAL INH(@OficialINH) https://twitter.com/OficialINH/status/1533531542881959939
6月5日、ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場でGⅠイポドロモ・ラ・リンコナーダ(ダ1600m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはベネズエラ牝馬3冠競走の初戦となっている。
直前の雨により重馬場での開催となった。②シルヴァネッラ(Sylvanella)が後続を離して逃げ、4頭がほぼ横並びで2番手集団を形成した。3コーナーで1番人気の⑤フィロメナ(Philomena)が早くも先頭に並んだが、直線ではラファエル・ソラーノ騎乗の①リンダカーター(Lyndacarter)が内から抜け出し、2着に3/4馬身差をつける差し切り勝ちをおさめた。勝ちタイムは1分38秒40。フィロメナと③エッセンシャルホワイト(Essencial White)の2着争いは、クビ差でフィロメナに軍配が上がった。
リンダカーターは父ヴァケーション、母ダイヤモンドダズル、その父インディアンチャーリーという血統の3歳牝馬。2019年3月13日にベネズエラのラ・インバシオン牧場で産まれた。半姉セニョリータチェノーマ(Stra. Chenoma)はGⅢ勝ち馬である。
2022年4月3日のデビュー戦を8馬身差で快勝すると、2戦目のGⅡアサンブレア・ナシオナル(ダ1600m - 3歳牝馬)でフィロメナを破って勝利した。今回再びフィロメナを倒し、デビューからわずか2ヶ月、無傷の3連勝でベネズエラ牝馬の世代の頂点に立った。通算成績は3戦3勝(重賞2勝)。
次走は牝馬2冠目のGⅠプレンサ・イピカ・ナシオナル(ダ2000m - 3歳牝馬)に向かうとのことである。
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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