• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

無敗のベネズエラ2冠牝馬が誕生。リンダカーターがGⅠプレンサ・イピカ・ナシオナルを制す


リンダカーター(Lyndacarter)
写真:OFICIAL INH(@OficialINH) https://twitter.com/OficialINH/status/1541142003873943552

  6月26日、ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場でGⅠプレンサ・イピカ・ナシオナル(ダ2000m - 3歳牝馬)が行なわれた。このレースはベネズエラ牝馬3冠競走の2戦目となっている。


 5頭立てという少頭数の開催となった。1冠目のGⅠイポドロモ・ラ・リンコナーダ(ダ1600m - 3歳牝馬)を勝利したリンダカーター(Lyndacarter)が無傷の4連勝で2冠を狙う。1冠目で1番人気に支持されたが2着に敗れた①フィロメナ(Philomena)は、鞍上を名手ハイメ・ルーゴ騎手にスイッチして挑んだ。この2頭による対決が注目された。


 フィロメナがハナを切り、3馬身ほど離れてリンダカーターが追走した。フィロメナが4コーナーで外目を回ると、リンダカーターはさらにその外に行った。人気馬2頭の争いかと思われたが、ぽっかり空いた内を②レタル(Letal)が抜け出して先頭に立った。だが、ラファエル・ソラーノ騎乗のリンダカーターが内に切れ込みながら末脚を伸ばすと、ゴール手前でレタルを差し切った。勝ちタイムは2分8秒80。


「まずは神に、そして馬主と調教師にこのような機会を与えてくれたことを感謝したい。フィロメナが最大のライバルだと分かっていたので、道中はあまり離されないよう心掛けた。追走には少し苦労したが、勝利することができた。短期間にこんな素敵な経験をできるなんで信じられない」と、鞍上のラファエル・ソラーノ騎手は述べた。


「ラファエルは1000mのところから追い出したが、最後の400mもしっかり伸びてくれた。直線でフィロメナとの接触があったが、着順には影響がなくてホッとしている。リンダカーターの将来にこれからも期待し続ける」と、管理するラモン・ガルシーア調教師は言った。


 なお、直線でリンダカーターがフィロメナの進路を妨害したことに関して、フィロメナの鞍上ハイメ・ルーゴ騎手から異議申し立てがあったが、協議の結果訴えは棄却された。


 リンダカーターは父ヴァケーション、母ダイヤモンドダズル、その父インディアンチャーリーという血統の3歳牝馬。2019年3月13日にベネズエラのラ・インバシオン牧場で産まれた。半姉セニョリータチェノーマ(Stra. Chenoma)はGⅢ勝ち馬である。


 4月3日のデビューから、GⅡアサンブレア・ナシオナル、GⅠイポドロモ・ラ・リンコナーダ、そして今回のGⅠプレンサ・イピカ・ナシオナルと、無傷の4連勝でベネズエラ牝馬2冠を達成した。7月末に行なわれる3冠目のGⅠヘネラル・ホアキン・クレスポ(ダ2400m - 3歳牝馬)で、昨年のサンドバレーラ(Sandovalera)以来となる14頭目の牝馬3冠と、2年連続無敗の牝馬3冠達成を狙う。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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