
木下 昂也(Koya Kinoshita)
GⅠフンダシオン・デ・プロピエタリオス・イピコス・デ・ベネスエラはダニエロルドが勝利

写真:OFICIAL INH(@OficialINH) https://twitter.com/OficialINH/status/1564007339702747138
8月28日、ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場でGⅠフンダシオン・デ・プロピエタリオス・イピコス・デ・ベネスエラ(ダ2000m - 3歳以上)が行なわれた。28日のGⅠデーのメインレースであり、12月に同国で開催される中米選手権コパ・コンフラテルニダーに向けて重要な1戦である。
今年は11頭で争われた。②アピストス(Apistos)、④パパーペドロ(Papá Pedro)、⑨バルラシオ(Valrazio)、⑩ダニエロルド(Danierold)が古馬のGⅠ馬として出走した。唯一の3歳馬である⑥コロッスス(Colossus)もGⅠホセ・アントニオ・パエス(ダ1600m - 3歳)の勝ち馬と、見応えのある1戦となった。
⑤バリーホワイト(Barrywhite)がハナを切ろうとしたが、外枠から勢いよく飛び出した⑪マスターショット(Master Shot)が先頭に立った。有力どころでは、バルラシオが2番手、パパーペドロが内の4,5番手、その後ろにアピストスがつけた。ダニエロルドは後方にいたが、向こう正面でポジションを上げていった。直線では内からパパーペドロが抜け出し、アピストスがそれを追ったが、外に回したロベルト・カプリーレス騎乗のダニエロルドが2頭を差し切って優勝した。勝ちタイムは2分6秒20。2着パパーペドロ、3着アピストスと、実績馬が順当に上位を占めた。
ダニエロルドは父ゼットヒューマー、母アナベーラ、その父クラシックキャットという血統の5歳牡馬。2017年5月23日にベネズエラのウラーマ牧場で産まれた。
2019年12月15日にデビューし、2戦目で初勝利をあげた。4歳までは短距離を中心に使われ、ハンデ戦で勝ったり負けたりを繰り返す程度だったが、2021年12月のマイルGⅠフアン・アリアスで2着に入って上昇のきっかけをつかんだ。今年は5月に開催されたGⅠフアン・アリアスで重賞初勝利を飾ると、前走のGⅡも勝利した。今回がキャリア初の2000m戦だったが、実力馬たちを見事に差し切った。通算成績は24戦7勝(重賞3勝)。
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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