• 木下 昂也(Koya Kinoshita)

シャラポワが無敗の3冠牝馬たちを蹴散らしてGⅠイピカ・ナシオナルを優勝


シャラポワ(Sharapova)
写真:OFICIAL INH(@OficialINH) https://twitter.com/OficialINH/status/1574118709974769666


 9月25日、ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場でGⅠイピカ・ナシオナル(ダ1800m - 3歳以上牝馬)が行なわれた。


 ベネズエラ競馬史に残る1戦となった。2021年に無敗で牝馬3冠を達成した②サンドバレーラ(Sandovalera)と、2022年無敗で牝馬3冠を達成した⑥リンダカーター(Lyndacarter)が激突した。③メローサ(Melosa)、④シャラポワ(Sharapova)というGⅠ馬もそろい、非常にレべルの高い7頭立てとなった。


 サンドバレーラがハナを切り、リンダカーターが2番手につけた。序盤から3冠牝馬同士が火花を散らす展開となった。直線に入るとサンドバレーラの手応えが怪しくなり、リンダカーターが先頭に浮上しようとした。しかし、道中は2頭をマークするように内の3番手にいたシプリアーノ・ヒル騎乗のシャラポワがまんまと内から抜け出すと、リンダカーターの猛追を3/4馬身差で振り切って勝利した。重馬場の勝ちタイムは1分51秒80。3着は⑦アバサジャンテ(Acasallante)が入り、サンドバレーラは4着に沈んだ。


「レースは勝ったり負けたりするものだが、前走はハイメ・ルーゴの騎乗がマズかった。シャラポワの走りたいように走れなかった。今回はヒルが上手く乗ってくれた。馬は期待どおりの能力を示してくれた。素晴らしい牝馬である」と、シャラポワを管理するフェルナンド・パリージ調教師は述べた。


 シャラポワは父グレートハンター、母ダンスカードフィルド、その父クワイエットアメリカンという血統の5歳牝馬。2017年4月10日にベネズエラのロス・サマーネス牧場で産まれた。


 2020年2月29日にデビューすると、無傷の4連勝で牝馬3冠初戦のGⅠイポドロモ・ラ・リンコナーダを勝利した。その後は1年以上も勝ち星から遠のいたが、昨年12月のGⅠグスタボ・アビラで復活を果たした。今年は6戦して重賞2勝をあげたが、GⅠでは3着2回とあと一歩届かなかった。今回新たにヒル騎手を鞍上に迎え、2頭の3冠牝馬を蹴散らしてGⅠ3勝目をあげた。通算成績は20戦9勝(重賞6勝)。


 シャラポワの今後についてパリージ調教師は、健康であれば12月に自国で開かれる中米選手権に向かいたいと明かした。本番までにレースを使うかもしれないが、基本的には直行する考えだという。




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