
木下 昂也(Koya Kinoshita)
ジオジャコフが大本命ボンバソを破る大金星でGⅠカニョネーロを勝利

写真:OFICIAL INH(@OficialINH) https://twitter.com/OficialINH/status/1601996162344665094
12月11日、ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場でGⅠカニョネーロ(ダ1100m - 2歳)が行なわれた。
8頭立てとなった。デビューから無傷の3連勝で2歳GⅠを勝利した⑤ボンバソ(Bombazo)の1強と目された。鞍上は同日の中米選手権に参加するためアメリカから帰国したエミサエル・ハラミージョ騎手が務める。
ボンバソを嫌って回避したか、残る7頭はいずれも未勝利馬となった。⑦ウラカンヘスース(Huracán Jesús)と⑧センターミドル(Center Middle)に関してはこれがデビュー戦である。
好スタートを決めたボンバソがハナを切り、①チャンピオンレガシー(Champion Legacy)がぴったりと2番手につけた。⑥セニョールレオン(Sr. León)も2頭を追いかけ、前の3頭がやりあう展開となった。
直線ではこのままボンバソが逃げ切るかと思われたが、チャンピオンレガシーがしぶとく食らいついた。ゴール直前まで2頭の叩き合いが続き、ようやくボンバソがチャンピオンレガシーを競り落として勝利……。と思われたが、道中は中団に控えていたマイケル・ロドリゲス騎乗の③ジオジャコフ(Zio Giaccof)が外から強襲し、ゴール寸前で前の2頭を差し切った。良馬場の勝ちタイムは1分5秒40。
クビ差の2着にボンバソが入り、さらに半馬身差の3着がチャンピオンレガシーだった。
ジオジャコフは父ザビアーン、母カローラプリンセス、その父リマーカブルニューズという血統の2歳牡馬。2020年2月7日にベネズエラのルイシアーナ牧場で産まれた。
2022年11月6日のデビュー戦は、勝ち馬から13馬身も離された5着に敗れた。キャリア2戦目、未勝利馬として挑んだが、大本命ボンバソを倒すまさかの末脚でGⅠ勝利を果たした。通算成績は2戦1勝(重賞1勝)。
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木下 昂也(Koya Kinoshita)
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