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  • 木下 昂也(Koya Kinoshita)

ソニー・レオンの人生を変えたケンタッキー・ダービー優勝

この記事はベネズエラのスポーツ・メディア『メリディアーノ(meridiano)』に掲載された "Cómo cambió la vida de Sonny León tras su triunfo en el Kentucky Derby" を翻訳・一部改編したものになります。

 

 2022年5月7日、ソニー・レオンは競馬界の頂点に立った。人々の記憶に刻まれたであろう素晴らしい騎乗を披露し、世界でもっとも重要なレースであるケンタッキー・ダービーを優勝した史上2人目のベネズエラ人騎手となったのである。


 この勝利により、あらゆる人々がソニー・レオンと話をしたがった。少なくとも2週間はベネズエラ・メディアの注目の的となり、彼の人生は急激に変わった。


 ケンタッキー・ダービー優勝という偉業により、彼はベネズエラ年間アスリート大賞で3位にランクインした。上位の2人はアストロズでワールドシリーズを優勝したホセ・アルトゥーベと、ア・リーグの首位打者を獲得したツインズのルイス・アラエスである。


 ケンタッキー・ダービーの前まで、ソニー・レオンという名前はあまり知られていなかった。しかし、存在感を発揮していなかったわけではない。2021年、レオンは226勝をあげた。これはアメリカで騎乗しているベネズエラ人騎手の中で最多の数字だった。


 ソニー・レオンはオハイオ州にあるマホニングヴァレー競馬場で活躍していた。彼のことを『マホニングヴァレーの王者』と呼ぶ者もいる。2022年4月16日にはマホニングヴァレー競馬場の騎手リーディングを4年連続で獲得した。人生が変わる1ヶ月前の出来事である。


 ケンタッキー・ダービー優勝後、ソニー・レオンは自身に起こった変化をメリディアーノに語ってくれた。


「個人的なレベルでは、ケンタッキー・ダービーのようなビッグレースを勝ったからこそ、さらに高いモチベーションを持って日々ハードワークを続けている。ベネズエラ中が自分が喜んだとの同じくらいの喜びで勝利を受け止めてくれたのを知り、誇らしい気持ちでいっぱいである。また、ベネズエラ人として前回ケンタッキー・ダービーを勝利したグスタボ・アビラ以来50年ぶりの偉業を成し遂げたというのは、永遠に自分の記憶に残るだろう。騎手という職業レベルの話では、他の競馬場で騎乗する機会を得られた。より多くの扉を開けることができるようになった。フロリダに行くためにオハイオのチャンピオンという地位を捨てるのは簡単なことではなかった。しかし、正しい決断だったと思っている。心身共に状態は良いし、フロリダの気候を満喫している」


 数字的にもレオンは最高の1年を過ごした。2022年は500万ドル以上の獲得賞金を稼ぎ、138勝でベネズエラ人騎手の中でトップ5に入った。


 現在はガルフストリームパーク競馬場のチャンピオンシップ・ミートに参戦している。アメリカ競馬界の名手たちが集結する、フロリダでもっとも重要な開催である。




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木下 昂也(Koya Kinoshita)

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

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