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伏兵パオミポリスが3冠牝馬リンダカーターとの叩き合いを制してGⅠグスタボ・アビラを優勝


グスタボ・アビラ
写真:OFICIAL INH(@OficialINH) https://twitter.com/OficialINH/status/1657785522205458433

 5月14日、ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場でGⅠグスタボ・アビラ(ダ1600m - 4歳以上牝馬)が行なわれた。グスタボ・アビラとは、1971年にカニョネーロ(Cañonero)に騎乗してベネズエラ人として史上初めてケンタッキーダービーを優勝した騎手の名前である。


 今年は9頭で争われた。中米古馬女王のシャラポワ(Sharapova)が昨年かぎりで現役を引退して繁殖入り。中米選手権ダマ・デル・カリベ(中米オークス)を勝ったフィロメナ(Philomena)も出走しなかったため、ややメンバーが手薄な1戦となった。


 2022年に無敗で牝馬3冠を達成した⑨リンダカーター(Lyndacarter)が復帰戦を迎える。昨年12月の中米選手権クラシコ・デル・カリベ(中米ダービー)のレース中に骨折して手術を受けた。これが半年ぶりの復帰戦であり、陣営も100%の状態ではないことは認めているが、能力だけであっさり勝っても不思議ではない。



 スタートを決めた⑧パオミポリス(Paomi Police)がハナを切った。それに並ぶようにして大外からリンダカーターが続いた。この2頭がレースを引っ張った。


 直線に入っても2頭の勢いは衰えず、完全に一騎打ちとなった。一度は前に出たリンダカーターがそのまま突き抜けるかと思われたが、ジョナタン・アライ騎乗のパオミポリスが再び盛り返し、リンダカーターに3/4馬身差をつけて勝利をおさめた。勝ちタイムは1分36秒80。


 リンダカーターは惜しくも2着に敗れた。しかし、これが骨折・手術明けの復帰戦で状態が100%でなかったことを考えれば、さすがの実力を示したと言っていいだろう。リンダカーターから5馬身差の3着には①レディーロッシー(Lady Rossy)が入った。



 パオミポリスは父ゼットヒューマー、母ベージャバルロビア、その父スーパーセイヴァーという血統の5歳牝馬。2018年にベネズエラのウラーマ牧場で産まれた。


 2020年9月20日にデビューし、4戦目で初勝利をあげた。その後はハンデ戦を2勝したものの、重賞では7頭立ての5着、8頭立ての8着、10頭立ての8着とまったく実力が足らなかった。


 今年は1月15日のハンデ戦から始動して3着。GⅡでも9頭立ての4着に敗れ、前走4月30日のハンデ戦は勝ち馬から8馬身も離された2着だった。重賞未勝利、2023年未勝利という伏兵が、無敗の3冠牝馬を破ってGⅠ初制覇をおさめた。通算成績は20戦6勝(重賞1勝)。



 

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木下 昂也(Koya Kinoshita)

【Twitter】 @koyakinoshita24

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【Mail】 kinoshita.koya1024@gmail.com

Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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