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アルカーノが豪快な追いこみで2歳GⅠアントニオ・ホセ・デ・スクレを差し切り勝ち


アルカーノ(Arcano)
写真:OFICIAL INH(@OficialINH) https://twitter.com/OficialINH/status/1726316831605137810

 11月19日、ベネズエラのラ・リンコナーダ競馬場でGⅠアントニオ・ホセ・デ・スクレ(ダ1400m - 2歳)が行なわれた。ベネズエラで最初の2歳GⅠである。


 レースは、ジャン・カルロス・ロドリゲス騎乗の④アルカーノ(Arcano)が勝利した。道中は飛ばした2頭を見ながら中団で脚を溜めると、直線で豪快な追いこみを決めて勝利した。勝ちタイムは1分25秒60。


 1 1/2馬身差の2着には、最後方から追いこんだ⑤ビノティント(Vino Tinto)が入った。注目された③シャトーラフィット(Chateau Lafite)は序盤に飛ばしすぎたか、直線で脚が止まって3着だった。



 アルカーノは父エルクビータ、母ラデタマーラ、その父ティズウェストという血統の2歳牡馬。2021年にベネズエラのウラーマ牧場で産まれた。


 父のエルクビータはベネズエラ内国産の種牡馬であり、現在出走登録されている産駒はアルカーノの1頭しかいない。唯一の産駒がGⅠ馬となった。


 2023年10月22日のGⅡアルベルト・アルベルト・H・シプリアーニ(ダ1400m - 2歳)でデビューし、シャトーラフィットから11馬身差の3着だった。今回がキャリア2戦目だったが、1度使ったことで競馬を覚えたか、見事な末脚でGⅠ制覇をおさめた。




Koya Kinoshita

スペイン語通訳

スペイン競馬と中南米競馬を隅々まで紹介&徹底解説する『南米競馬情報局』の運営者です。

全国通訳案内士というスペイン語の国家資格を所持しています。

東京在住のインドア派。モスバーガーとミスタードーナツが好きです。

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